「特別な実績がないから、職務経歴書に書くことがない」。そう感じたら、いきなり自己PRの文章を書こうとせず、担当した仕事のメモから始めてみましょう。
派手な成果を作る必要はありません。任されていたことを、読み手が想像できる形にするのが最初の仕事です。
実績の前に、担当した仕事を四つの項目で書く
紙でもメモアプリでも構いません。次の項目を、一つの業務について埋めます。編集部が用意した下書きの枠です。
- 何をしたか:業務名と具体的な作業。
- どこまで担当したか:一人で行った範囲、確認や引き継ぎの相手。
- どう工夫したか:手順、確認方法、相手への伝え方。
- 何を確かめられるか:記録や資料で裏付けられる結果。確認できない数値は入れない。
「事務を担当」を、少しだけ具体的にする
以下は書き方を考えるための架空例です。実在の求職者の経歴や採用結果ではありません。
受注内容の入力と出荷担当への連絡を担当。入力後に商品名と数量を照合し、不明な点は営業担当へ確認してから処理した。
「ミスをゼロにした」「作業時間を半減した」といった成果が確かめられなくても、担当範囲と行動は書けます。自分が実際にしていたことへ置き換え、社外に出せない顧客名や機密情報は記載しないようにします。
書式は公式資料を見て、応募先に合わせる
ハローワークの応募書類の案内には、職務経歴書の作り方と、経験を整理するワークブックがあります。資料そのものをこの記事に転載せず、公式ページから読めるようにしています。
まずは下書きの材料をそろえ、募集されている仕事で活かせる経験を選びます。職歴がない人に、無理に職務経歴を作る方法は勧めません。応募先が求める書類を確認し、学校での学習や活動など、実際に経験したことを整理してください。
書けたら、ハローワークの窓口で添削について相談できます。完成してからしか相談できない、と抱え込まず、求人票と途中の原稿を見せて、伝わりにくい部分を聞いてみましょう。
